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観光

茨城44市町村を「巡る旅」へ。IBARAKI PASSPORTから考える、これからの茨城観光

2026年10月開始予定の「IBARAKI PASSPORT」は、茨城県44市町村を巡るスタンプラリーなどを展開予定。観光スポットを点ではなく線でつなぎ、地域での滞在と消費を増やす可能性をイバトコ編集部が考えます。

イバトコ編集部
茨城県44市町村を巡るIBARAKI PASSPORTと周遊観光を紹介するイバトコ特集

01 / CONCLUSION

結論

茨城県には44の市町村があります。県は2026年10月上旬から、県内44市町村を対象にしたスタンプラリーなどを行う「IBARAKI PASSPORT」を交付する予定です。県民の茨城への愛着を高めつつ、県内周遊や近隣都県からの誘客につなげる狙いです。この記事では、発表されている制度の概要を整理したうえで、観光地を「点」ではなく「線」でつなぎ、地域での滞在と消費を増やす可能性を、イバトコ編集部が考えます。

02 / KEY POINTS

この記事でわかること

  • 2026年10月上旬に交付予定の「IBARAKI PASSPORT」の概要(44市町村を対象にしたスタンプラリーなど)
  • 課題は観光地の不足ではなく、地域と地域をつなぐ情報の不足だという視点
  • 「点」から「線」へ——複数地域を巡り、滞在・消費を増やす周遊観光の可能性

03 / WHAT HAPPENED

何が起きた?

茨城県は2026年10月上旬から、「IBARAKI PASSPORT」を交付する予定です。県内44市町村を対象にしたスタンプラリーなどを通じて、県民の茨城への愛着を高めるとともに、県内周遊や近隣都県からの誘客を促進することを狙いとしています。報道によれば、群馬県の先行事例を参考にした取り組みで、交付方法や部数などの詳細は、あらためて公表される予定です。水戸、つくば、大洗、ひたちなか、日立、鹿嶋などの知られた観光地がある一方で、県外の旅行者にとっては訪れるきっかけが十分に知られていない地域もあります。44市町村を「一つの観光地」ではなく、巡る旅の目的地としてつなぐ取り組みだと言えます。

04 / CHANGES

アクセス・駐車場・公共交通

茨城県の資料によれば、2025年の観光入込客数は6,258万人、観光消費額は4,482億円で、2029年にはそれぞれ9,200万人、6,600億円を目標としています。ここで重要なのは、単に来訪者数を増やすことだけではありません。一つの場所を訪れて帰るのではなく、複数の地域を巡り、食べ、泊まり、買い物や体験をする。その結果として、一回の来訪から生まれる地域消費を大きくすることが課題になります。IBARAKI PASSPORTは、44市町村を巡る動機づけとして、この「周遊」を後押しする可能性があります。

05 / EDITORIAL VIEW

イバトコ編集部の解説

(以下は発表内容ではなく、イバトコ編集部による考察です。)茨城には、海、山、湖、農産物、食、温泉、歴史、スポーツ、ものづくりなど、多様な地域資源があります。それでも旅行者からすると、「次にどこへ行けばいいのか」が分からないことがあります。たとえば大洗を訪れた人に、その次に水戸へ、ひたちなかへ、笠間へ、という選択肢が自然に示されなければ、旅は一つの地域で終わります。観光地が不足しているというより、地域と地域をつなぐ情報が不足していることが課題です。だからこそ、44市町村分の記事をそろえるだけでなく、それらをつなぐことに価値があります。「水戸+大洗の1日」「笠間+桜川の週末ドライブ」「日立から県北を巡る海と山の旅」のように、行政区分ではなく、旅行者が実際に動く単位で地域を編集する。ここに地域メディアができることがあると考えます。

06 / LOCAL IMPACT

地域への影響

周遊が増えて恩恵を受けるのは、観光施設だけではありません。飲食店、宿、カフェ、農園、酒蔵、工房、体験事業者、交通事業者にも接点が生まれます。地域事業者にとって大切なのは、自分の店だけを紹介するのではなく、「この店に来たあと、どこへ行けるか」まで提案することです。競合を避けるのではなく、地域全体で滞在時間を伸ばす。結果として地域全体の消費が増えれば、それぞれの事業者にも返ってきます。一方で、スタンプを集めること自体が目的になれば、一過性の企画で終わる可能性もあります。大切なのは「なぜその町へ行きたいのか」「そこで誰に会い、何を食べ、何を体験するのか」という理由づくりです。制度が人を動かし、地域の魅力が「もう一度訪れる理由」を作る。この二つが組み合わさることで、地域観光は強くなると考えます。

07 / FOR BUSINESSES

地域事業者への示唆

  • 自分の店だけでなく、来店後に行ける周辺の店・観光地まで案内する
  • 隣町とセットで巡れる、半日〜1日のルートを提案する
  • 営業時間・アクセス・キャッシュレス対応など、基本情報を最新に保つ
  • 近隣の事業者と連携し、地域全体で滞在時間を伸ばす
  • 「わざわざ訪れる理由」になる、その店・その町ならではの体験を用意する

08 / FAQ

よくある質問

IBARAKI PASSPORTはいつから始まりますか?
茨城県によると、2026年10月上旬に交付が始まる予定です。実施内容や参加方法は変更・追加される可能性があるため、利用時は最新の公式情報をご確認ください。
どんな仕組みですか?
県内44市町村を対象にしたスタンプラリーなどを行う予定です。交付方法や部数などの詳細は、今後あらためて公表される予定です。
何のための取り組みですか?
県民の茨城への愛着を高めるとともに、県内の周遊や、近隣都県からの誘客を促進することを狙いとしています。
最新情報はどこで確認できますか?
茨城県の公式発表をご確認ください。開始時期や内容は「予定」であり、変更される可能性があります。

09 / SOURCES

情報源

掲載内容は公開情報をもとに編集しています。制度や運用は変更される場合があるため、行動前に公式情報をご確認ください。