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観光水戸市

J1観戦を「試合だけ」で終わらせない。水戸ホーリーホックから広がる茨城のサッカーツーリズム

水戸ホーリーホックのJ1ホームゲームをきっかけに、茨城観光はどう広がるのか。アウェイサポーターの地域回遊や飲食・宿泊・地域産品への波及から、サッカーツーリズムの可能性をイバトコ編集部が考えます。

イバトコ編集部
水戸ホーリーホックのホームゲームと茨城観光をテーマにしたサッカーツーリズム特集

01 / CONCLUSION

結論

水戸ホーリーホックは、2025年シーズンにJ2で初優勝し、クラブ史上初のJ1昇格を果たしました。2026年シーズンからはJ1で戦い、8月15日には県央エリアの水戸信用金庫スタジアムでガンバ大阪と対戦します。J1には全国的に大きなサポーター基盤を持つクラブが揃い、その人たちが茨城を訪れる機会が増えます。クラブや県は、アウェイサポーターへの観光案内や県産品のPRをすでに始めています。この記事では、公開されている取り組みを整理したうえで、「試合のあと」の滞在・消費という視点から、サッカーツーリズムの可能性をイバトコ編集部が考えます。

02 / KEY POINTS

この記事でわかること

  • 水戸ホーリーホックの初のJ1昇格で、全国のクラブのサポーターが茨城を訪れる機会が増えること
  • クラブと県が、アウェイサポーター向けの観光案内や県産品PRをすでに始めていること
  • 「何人来たか」より「県内でどれだけ滞在・消費してもらえるか」という、試合後を見る視点

03 / WHAT HAPPENED

何が起きた?

水戸ホーリーホックは、2025年シーズンにJ2で初優勝し、クラブ史上初のJ1昇格を決めました。Jリーグはシーズン制の移行にともない2026年8月に新シーズンが開幕し、水戸はここからJ1で戦っています。8月15日18時、県央エリアの水戸信用金庫スタジアムでガンバ大阪と対戦します。クラブは試合当日、スタジアムで県産品のブースを設け(キックオフまでの時間帯)、石岡市のカヌレ、常陸太田市のぶどう、小美玉市の米粉バウムなどを販売し、観光案内やグッズ販売もあわせて行うと告知しています。相手であるアウェイサポーターにも「立ち寄ってほしい」と呼びかけている点が特徴です。県内には、鹿嶋市を本拠地とする鹿島アントラーズというもう一つのJ1クラブもあります。

04 / CHANGES

アクセス・駐車場・公共交通

J1昇格で対戦相手が変わり、全国的に大きなサポーター基盤を持つクラブが定期的に茨城を訪れるようになります。相手サポーターの遠征は、交通・飲食・宿泊・観光の需要につながり得ます。ここで注意したいのは、こうした需要が「試合日だけ・スタジアム周辺だけ」の単発で終わりやすい点です。試合の前後に県内を巡ってもらう仕組みがなければ、経済効果はスタジアムの外へ広がりません。茨城県の公式観光サイトによれば、スタジアムの最寄りはJR東海駅で、西口から無料シャトルバスで約10分、常磐自動車道・東海スマートICからは車で約15分です。同サイトは、水戸市街の偕楽園や弘道館、ひたちなか市の国営ひたち海浜公園、大洗町の大洗磯前神社などを、周辺の観光先として案内しています。

05 / EDITORIAL VIEW

イバトコ編集部の解説

(以下は発表内容ではなく、地域経済の観点からのイバトコ編集部による解説です。)地域にとって大切なのは「スタジアムに何人来たか」よりも、「茨城県内でどれだけ滞在・消費してもらえるか」です。サッカー観戦は、日時と行き先が決まっている来訪です。だからこそ、試合の前後の時間を県内で過ごしてもらう設計がしやすい。スタジアムのある県央から、水戸の庭園や歴史施設、ひたちなかの海浜公園、大洗の海と海鮮へと、半日あれば十分に足を延ばせます。地方観光のボトルネックは、魅力そのものの不足よりも「見つけられない・行き方が分からない・予約できない」ことにあります。年間を通じて来訪日が決まっているホームゲームは、その受け皿を整えるのに向いた機会だと考えます。

06 / LOCAL IMPACT

地域への影響

茨城には水戸ホーリーホックと鹿島アントラーズという2つのJ1クラブがあり、県央と鹿行の二方向に観戦客の流れが生まれます。県の公式観光サイトも、両クラブのスタジアムアクセスと周辺観光をまとめた特集を公開し、「観戦+周遊」を後押ししています。単発の集客で終わらせず、試合→周遊→飲食→宿泊→地域産品の購入という流れまで設計できれば、一つの試合から複数の地域事業者へ効果が広がります。クラブが県産品ブースで石岡・常陸太田・小美玉などの品を並べているのは、その流れを短い時間で体験してもらう試みと読めます。もっとも、回遊や効果の広がりは、受け入れる地域側の準備によって大きく変わります。

07 / FOR BUSINESSES

地域事業者への示唆

  • 試合開催日の営業時間・座席状況を、Googleマップや自店の情報で分かりやすく示す
  • スタジアムからの距離・所要時間・アクセス手段を明記する
  • キャッシュレス決済に対応する
  • 試合の前後に立ち寄れる、周辺の店舗と観光地をセットにしたルートを提案する
  • 相手チームのサポーターにも伝わる、茨城ならではの名物や体験を用意する

08 / FAQ

よくある質問

水戸ホーリーホックはJ1のクラブですか?
はい。2025年シーズンにJ2で初優勝して初のJ1昇格を果たし、2026年シーズンからJ1で戦っています。
ホームスタジアムはどこですか?
県央エリアにある水戸信用金庫スタジアム(笠松運動公園陸上競技場)です。茨城県の公式観光サイトによれば、最寄りのJR東海駅西口から無料シャトルバスで約10分、常磐自動車道・東海スマートICから車で約15分です。
茨城にはほかにJ1クラブがありますか?
鹿嶋市を本拠地とする鹿島アントラーズもJ1クラブです。県内には2つのJ1クラブがあります。
相手チームのサポーターでも、茨城観光を楽しめますか?
はい。クラブや県は、アウェイサポーター向けの観光案内や県産品の販売を行っています。スタジアム周辺から、水戸の庭園や歴史施設、ひたちなかの海浜公園、大洗の海などへ足を延ばせます。

09 / SOURCES

情報源

掲載内容は公開情報をもとに編集しています。制度や運用は変更される場合があるため、行動前に公式情報をご確認ください。